パジャマ屋はありがたいことに美味しいいただきものがたくさん。

今日は、届いた食材を使って、春を迎えるこの時期ならではのレシピをご紹介します♪

2月のある日、和歌山から大きなおおきな果物が届きました。

その名は『チャンドラポメロ』(文旦(ザボン)とグレープフルーツの交雑品種だそう)

直径20センチはあろうかというその姿、さらにその皮の白い部分がうっすらピンク色で、なおかつその部分を口にいれたら甘く…

 

「あぁ、ピールつくりたい」

 

と言う訳で今回は「チャンドラポメロのピール」

柑橘類皮や白い筋の部分などに特に多くる含まれていへスぺリジンはビタミンPとも呼ばれ、ビタミンCの吸収を助け、毛細血管を丈夫にし、血流改善などを助けてくれる成分と言われています。

 

ただ、独特の苦みがあり、そのまま食すにはむいていません。

 

ここ栄養いっぱいなのになぁ

 

と先人が考えたかどうかはわかりませんが、お砂糖で煮てさらにお砂糖をまぶす贅沢なお菓子に変身させて、果物の成分をまるごといただきましょう。

 

チャンドラポメロのピール

チャンドラポメロのピール

 

材料

チャンドラポメロの皮(白いワタごと) : 1個分(約1キロ)

お砂糖 : 700g~1kg(お好みの甘さでいいと思いますが、あまり少ないと早くカビがつきます)

お水

 

作り方

1.皮をよく洗います

2.できるだけ厚く皮をむき、5mm~7mmくらいの細切りに

3.2を鍋に入れ、水をひたひたに。沸騰したら中火で10分ほど煮てザルにあけ、お湯を捨てます。

この工程をもう一度繰り返します。(味をみて苦味が強すぎたらもう一度)※ゆでこぼす前に1晩お水につけると更に苦味が抜けます。

 

鍋にアクを抜いたチャンドロポメロの皮を入れ、かぶるくらいの水とお砂糖を入れる

 

4.鍋にアクを抜いた皮を入れ、かぶるくらいの水とお砂糖を入れます。

5.ふたをして弱火で1時間くらい煮ます。焦げない様に気をつけながら様子を見ますが混ぜすぎると煮崩れてしまうので注意。

 

チャンドロポメロ 中火で煮詰めていく

6.ふたを取り、中火で煮詰めていきます。

7.白いワタが透明になったら粗熱をとり、重ならないようにクッキングシートに並べ乾燥させます。

 

チャンドロポメロの白いワタが透明になったら粗熱をとり、重ならないようにクッキングシートに並べ乾燥>

今回はたくさんあったので天日干しVer.オーブン焼きVer.に分けてみました。

天日干しVer. /そのままお天気の良い日に外干し。今回は2日ほどで乾きました。

 

チャンドロポメロの天日干し

オーブン焼きVer. /

チャンドロポメロのオーブン焼き

1.オーブンを予熱で100℃にし、天板の上にクッキングシートを敷きピールを並べます。

2.100℃で1時間~1.5時間焼き、そのまま放置して冷めるのを待ちます。

出来上がったピールはお好みでグラニュー糖やてんさい糖などをまぶす

 

出来上がったピールはお好みでグラニュー糖やてんさい糖などをまぶして。こうすると手につかず、食べやすいですね。

出来立ては甘みが強く感じられますが、すこし置くと味がなじんでほどよい酸味や苦味が感じられるような気がします。

いろいろな柑橘で試してみて下さい!

チャンドラポメロの果肉ですが、ピンクグレープフルーツのようなお味でとってもさわやか。食べても食べてもなくならないほど、たくさんの実がぎっしりでした!