昔に比べ、新幹線などの交通網や通信ツールの発達により、あらゆる距離が縮まったなと感じる大口です。そうは言っても、離れて暮らしている家族とは頻繁に会えるわけではないので、イベントごとはチャンスとして大事に過ごしたいものです。

「母の日」って何でしょうか 

母の日に何を贈ったら良いだろうと毎年悩むのですが、よく考えたら私自身も母でした。私の息子二人は社会人で離れて暮らしています。そんな母である自分が、息子たちに何をしてほしいかなと考えてみると、プレゼントをもらえるのはもちろん嬉しいですが、やはり息子たちがそれぞれ元気で楽しく自立した生活をしていることが一番嬉しいかもしれません。
もっとも、プレゼントを贈ってくれるのもそうした環境があってこそだとも思えます。言ってみれば、母の日は、元気で自立した生活をしていることを子どもから教えてもらう機会でもあるのかもしれません。
そんな風に自分がもらう側の立場として考えたら、母の日は「感謝を伝える日」であると同時に、「お母さんに安心してもらう日」でもあると思えました。
いくつになっても親というのは、子どものことを案じているもの。だからこそ、安心してねと伝えることが母の日の贈り物としても喜ばれるのではないでしょうか。

感謝や安心を伝える本当の贈り物とは 

我が家もそうですが、現代では、さまざまな事情により親とは遠く離れて暮らしているケースも多いと思います。私自身も実母とは少し離れた街に暮らしています。
離れて暮らしている場合、感謝の気持ちや安心してもらうために、「母の日」のアクションはとても良い機会だと思うのです。
母なら何を喜ぶかしら?私なら何が嬉しい?という視点で、どんなアクションが良いのか考えてみました。 

1. 手紙
デジタル全盛の時代だからこそ、あえて自筆の手紙を書くというのも喜んでくれると思います。手書きの文字というのは、心がこもりますし相手にも伝わりますよね。便箋や封筒を選ぶ時から相手を思うことに繋がり、季節の花などが描かれているものを送るのも喜ばれると思います。
母の日用のグリーティングカードに自筆のメッセージを添えるのも良いかもしれません。開くとお花が飛び出るようなポップアップカードなら、お部屋にそのまま飾れて喜ばれそうです。
私の母でしたら、大喜びで部屋に飾るだろうと想像できます。私ならLINEが来るだけで嬉しいなと思います。世代によって違うかもしれませんが手紙はかなり特別感があるのでおすすめしたいアクションの一つです。
 

2. 電話
普段は忙しくて電話をする時間がないという方でも、こんな時こそ電話はいかがでしょう。可能であればビデオ通話で顔を見ながら話すこともできますので、離れて暮らしている人こそ電話で話すことで気持ちが伝わりそうです。
これも、母の世代なら喜びそうです。特に、一人暮らしをしていれば日常的に話し相手もいなくて寂しいと聞くので電話するのも良いプレゼントになりそうです。
声のトーンなどからも健康状態が伝わってくることもあるでしょうし、文字だけでは伝わらないニュアンスなども感じ取ることができそうです。
私なら、息子たちとそれぞれの家から繋いでオンライン飲みなんていうのも嬉しいです。 

 

3. 花やプレゼント
母の日といえばカーネーションのイメージを持つ人も多いと思いますが、季節のお花でも良いそうですよ。花は世代を超えて嬉しいものだと思います。母の日の頃は、ちょうどさまざまなお花が出回る時期ですので、好きな花を選んであげるのも良さそうです。
他のプレゼントなら、日常的に使えるものが嬉しいですね。
毎日の生活が少しでも快適になったり、料理や家事が楽しくなったりするようなものは、暮らしを支え、気持ちにもゆとりをもたらしてくれると思うのです。
例えば、使い勝手の良いキッチンツールや、気分が上がる素敵な食器、リラックスタイムにぴったりのルームウェアなどは、日常に寄り添う贈り物として喜ばれそうですし、自分がもらっても嬉しいです。
私が母に贈るなら、ルームウェアやパジャマ、タオルなど日常的に使えるものとアーティフィシャルフラワーをブーケにして一緒にラッピングした「ブーケラッピング」が良いと思っています。華やかで見て嬉しい上に、お花もそのままずっと飾れるのが素敵です。  

 

離れているからこそ見えるものもある 

同居しているまたは近くに住んでいる場合は特別感を出しにくいかもしれませんが、離れているとなかなか会えないからこそ贈り物で喜んでもらえるように感じます。
今度会った時に行きましょうと食事券を贈る、あるいは旅行の計画をするのも良いと思います。
また、生活が見えにくいからこそ、「お母さんにも自分の時間を大切にしてほしい」「心地よく過ごしてほしい」という気持ちを込めることで、冒頭に書いたように「感謝する」だけでなく「安心してもらいたい」ことが伝わるような気がします。
母の日は、「お母さんの幸せ」を考える日でもあります。たとえ、物理的な距離はあっても、心の距離を縮めるのに良いチャンスだと思うのです。 

あとがき 

私は、母の日や誕生日などのイベントごとがあと何回あるのだろう・・と考える年齢になりました。私の場合、義理の両親も実父も他界していますから健在の親は一人だけです。私の夫も私の母のことを「一人しかいない親」として大切に思ってくれていることがありがたいです。今年は久しぶりに夫と二人で母に会いに行く予定です。 

 

 

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