ふと1人になった瞬間に、「あ、しんどい」「もう頑張れない…疲れた」とため息をついたことはありませんか?
仕事、プライベート、将来設計…と30代を迎えた女性って、すでに沢山のハードルを乗り越えてきていると思います。
ここまで本当にお疲れさまでした。
特に日本の働く女性は、職場での身だしなみに始まり、マナーや人間関係の調整役など、あらゆる場面で「期待」をされがち。
そんな毎日の中で、知らず知らずのうちに「ちゃんとしなきゃ」モードになっているのではないでしょうか。
私自身、離婚を経験した時に、「もう頑張れない、疲れた」という感覚を身をもって知りました。
毎日を頑張って生きるあなたも、何らかの「お疲れ」を抱えていらっしゃると思います。
この記事では、ふっと肩の力を抜き、本来の軽やかな自分を取り戻していくためのヒントをお届けできたらと思います。
頑張りすぎる日本女性の現実
わたしたちは子供の頃から、親・先生・上司等から「ちゃんとする」を求められ育ってきました。
・相手の気持ちを思いやること
・人に迷惑をかけてはいけない
・「頑張れ」「頑張ります」の掛け声
きっと親や先生たちも、代々そうした教えに沿ってきたことでしょう。
こうして、わたしたちは「ちゃんとした大人の女性」へ成長してきました。
にも関わらず、なぜしんどいと感じることが増えるのでしょうか。
私は、この目に見えない「疲れ」の正体って、無意識のうちに溜まっていく「ガマン」と「睡眠不足」のスパイラルなのではないかと思っています。
経済協力開発機構(OECD)が行った調査によると、日本は調査対象 33ヵ国の中で最も睡眠時間が短いと報告されています。
特に、30~40代での「睡眠不足」が顕著だそう。
平日に「ちゃんとした大人」として振る舞うため、睡眠時間を削って仕事を頑張ってしまったり、世間の常識に合わせて「ガマン」をした反動でストレス発散に走り、睡眠が犠牲になったり。
自分でも無意識のうちに、そんなスパイラルが生まれてしまっているのではないでしょうか。
あなたは100%疲れている
今これを読んでいる時点で、「え、別に私はそこまで疲れてないよ?」と思ったあなた。
ぜひ、そういう方にこそ見てほしいです。
特に「周りを見渡しても、自分だけが特別頑張っているわけじゃない」なんて思った方こそ、要注意!
私も離婚のプロセスにあるとき、自分の感情の揺らぎは認識していましたが、「疲れている」とは思っていませんでした。
ですが、だいぶ後になってから、「あ、あたしはガマンしていたんだ」「あれは”疲労”だったんだ」と気が付きました。
自分の本当の気持ちにフタをし、自分を鼓舞しながら頑張り続けると、恐ろしいことに一種の「マヒ状態」に陥ります。
「もう頑張れない…疲れた」と感じているなら、もう限界突破しています。
あなたは100%疲れているので、勇気を持って休んでください!
とはいえ、休めるものだったら、とっくに休んでいますよね。笑
ということで、具体的にどのように「自分をいたわるか」、NATSU流にはなりますがご紹介したいと思います。
疲れた自分をいたわる5つの方法
私が、自分の疲労を回復してきた5つの方法です。
お約束は、「誰かのため」や「生産性」などを一切考えないこと。
1. しっかり寝る。
2. 好きなものを、食べる。
3. 嫌なことはしない。やめる。
4. 自然の中を歩き、ぼーっと脳を休める。(身近な公園などでOK)
5. 純粋な「自分時間」を過ごす。
5つ目の「自分時間」は、好きな音楽を聴く、コーヒーの香りを楽しむ、マッサージへ行く、静かに本を読む…何でも構いません。
好きなように、好きなだけ、しばらく続けてみてください。
自分のカラダや心の状態が、少しずつ変わっていくことを感じられると思います。
この5つを試したら、次はぜひ「夜の過ごし方」も参考にされてみてください。
自分を取り戻す「夜の過ごし方」
・「休息」=とらなきゃいけない
・「セルフケア(お風呂、ストレッチ、スキンケア等)」=努力
以前の私はこんな風に捉えていたのですが、考え方を変えてからは、夜が「楽しみな時間」へと変わりました。
もし自分の部屋が素敵なリラクゼーションサロンだったら、と想像してみてください。
そう、毎晩無料で受けられる「最高級のオーダーメイドエステ」。
”楽しみ”にしちゃうということが、重要なポイントなのです♪
1. 心地よい間接照明(自然とリラックスモードに)
2. リラックスできる音楽を流す(海外映画の世界にいる感じ)
3. 入眠の2時間前位に入浴
→入浴剤の香りを楽しむのもイイ
→銭湯や温泉へ行くのも楽しい♪
4. シートマスクでお肌ぷるぷる
→美肌になると気分もアガります
5. 好きなアロマを準備(ラベンダーなど)
→五感で癒やされちゃおう
6. 肌触りの良い「パジャマ」を
→寝転んだらジャージとの違いが明らか
7. 室温は「少し涼しいかな」位に設定
※暑いと感じると眠りが浅くなる
8. 軽いストレッチ・瞑想で自分のスイッチOFF
9. 枕元に読みたかった本を置いておく(いつ寝てもOK)
10. 自分にとってのゴールデンタイムで入眠(※)
一般的に「夜10時~深夜2時は睡眠のゴールデンタイム」と言われています。
しかし、世界各国でベストセラーの本『睡眠こそ最強の解決策である』ウォーカー博士によると、重要なのは「夜10時~深夜2時」という特定の時刻そのものではなく、【入眠後に質の高い深い睡眠を十分に確保すること】です。
そのため、
・「ゴールデンタイム」と呼ばれる一般的な時間帯に固執しない
・自分に必要な睡眠時間(7~9時間)をしっかり確保する
・自分の寝起きサイクルを規則的にし、体内時計を整えること
この3点が重要だと私は捉えています。
とはいえ、ここでのお約束も、「ちゃんとしよう」と思わないこと。
自分が心地よくいることが最優先。
時間がない時は、「メイクを落とし、パジャマに着替え、寝る」で十分!
女性の方ならばご存知のケアも多いと思いますが、毎日おとずれる「夜」に対する捉え方を変えるだけで、威力も変わってきます。
質の良い睡眠を得ることは、ベッドで「毎晩、憧れのイケメン俳優が優しく甘く癒やしてくれる」位のパワーに匹敵すると、私は思っています。
とにかく睡眠時間を最優先にすれば、疲労も回復、おまけにキレイになれちゃうし、大体いつもごきげんでいられます。
今日から始める、自分を大切にする生活
「もう頑張れない」「疲れた」—そう感じることは、決して恥ずかしいことではありません。
それはあなたのカラダと心が発しているサインであり、「休んで」というメッセージです。
自分を奮い立たせて頑張るのではなく、まずは疲れた自分を優しく包みこんであげてくださいね。
十分に休んだと言える証は、「次は何しようかな~♪」と思えるようになったタイミング。
自分を大切にすることで、次に進む意欲は自然と高まっていきます。
ぜひ、あなたの好きな時間を過ごし、「寝るエステ」で癒やされ、「心地いい♪」と感じながら眠りについてくださいね。
そして、朝になったら「今日はコレをしよう♡」と気持ちよく目覚められることを私は心から願っています。
このコラムでは、同世代の皆さんが抱える「30代を生き抜く悩み」や「睡眠」をテーマに、私自身のリアルな体験談や、等身大の解決策をお届けします。
ぐっすりと深い睡眠を取ることは、私たちにとって「毎晩無料で受けられる最高級のオーダーメイドエステ」、あるいは「ベッドで憧れのイケメン俳優が優しく甘く癒やしてくれる」位のパワーに匹敵するのだとか…!
『睡眠が変わると、人生が変わる』
そんな気づきを、ゆるやかに感じてもらえるようなコラムにしたいと思っています。
クスッと笑えたり、皆さんの日常に何か少しでもヒントになったら嬉しいです!
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▼これからの暮らしを考える、おうち時間