疲れているはずなのになんとなく眠りが浅い。
寝て起きた時に腰が痛かったり肩がこったりする。
そんな経験はありませんか?
質の良い眠りは健康な身体だけではなく、ストレス解消や精神的な安定をもたらしてくれます。
ただ、ちょっとした緊張感や寝る時の姿勢によって、質の良い眠りを取ることができず、寝て起きても疲れやストレスが解消されないということはよくあることです。
そんな時にオススメなのが、抱き枕です。
最近は寝具売り場や雑貨屋などでも、抱き枕を取り扱っているところが増えてきました。よく見かけるけど、抱き枕ってどんな風に使えばいいか分からない、具体的にどんな効果があるか知りたいという人が意外と多いようです。
ここでは、抱き枕の使い方や効果についてお話していきたいと思います。
抱き枕の使い方
抱き枕の使い方と言っても、それほど堅苦しく考えることはありません。
自分が楽だと思う抱き方で使うのがいちばん!
ここでは、参考までに抱き枕の効果的な使い方を紹介しますね。
まず、抱き枕は横向きで寝る時に最も効果を発揮します。
横向きで寝る姿勢の場合、頭をのせる枕だけでは肩や腰など、身体に負担がかかりやすくなってしまいます。
頭をのせる枕だけを使っていると、横向きになった時に頭を支えている肩や首に負担がかかり、血行が悪くなります。これが肩こりの原因となります。
また、横向きで寝たときに下になった腕や足、腰などに体重がかかることで身体がしびれたり血行が悪くなったりします。寝起きに腰痛があるという人は、横向きで寝た時に負担がかかっていることも考えられます。
そこで抱き枕を使ってみます。
横向きで抱き枕を使う場合、両腕で抱き枕を抱くようにしたり、足で挟み込むようにして使うと、首、肩、腰にかかる負担を軽減しやすくなります。
うつぶせで寝る場合は、抱き枕を身体の真ん中よりも少し左か右にずらして置き、その上に乗って寝るようにします。
また、自分の身体の隣に抱き枕を置き、片方の腕や足を乗せて使えば、身体のしびれの軽減や呼吸を楽にする効果が得られます。
抱き枕の効果
抱き枕を使うと、様々な効果を得ることができます。
安心感を得られる
小さな子供だけでなく大人でも、夜1人で眠りに入る時には漠然とした不安を感じることが少なくありません。
そんな時に抱き枕を抱いていると、安心感を得ることができます。
最近は、抱き枕を抱いて寝ることで癒やし効果のあるホルモン『オキシトシン』が出て、リラックスして眠れるということも分かってきています。
いびきを軽減する
いびきをかく人の多くは、仰向けで寝ています。
仰向けで眠ると舌が落ち込んでしまうため気道がふさがり、いびきをかきやすくなってしまいます。
そこで抱き枕を抱くと横向きで寝やすくなるため、舌が落ち込むこともなくなります。
その結果いびきを解消することができるというわけです。
身体の負担を軽減する
これは、先ほどの抱き枕の使い方のところでも触れましたが、抱き枕を抱いたり足で挟んだりして眠ることで体圧が分散されるので、身体のしびれや血行不良を防ぎ、負担を軽くする効果があります。
妊婦が眠りやすくなる
お腹が大きくなった妊婦さんは、仰向けに寝るとお腹が重くて苦しいため、横向きで寝ることが増えます。
そんな妊婦さんが横向きで寝る時にいちばん楽だと言われているのが『シムスの体位』というものです。『シムスの体位』とは、横向きに寝て片足を伸ばし、もう片方の足を曲げる姿勢のことを言います。抱き枕はこの『シムスの体位』をとりやすい形をしているため、妊婦さんの寝苦しさや腰痛を取り除きやすく、ぐっすりと眠れるようサポートしてくれます。
抱き枕には様々な安眠効果があります。
身体の負担を軽くするだけでなく、リラックス効果で精神的にも癒してくれる抱き枕を使って、質のいい眠りを手に入れてみませんか?