みなさんは入院のご経験はありますか?
出産や検査入院などは、ある程度準備をして病院に向かうことができます。
でも、急な体調不良やケガをした時などに突然入院をすることになってしまうと、何を準備したらいいのか、ちょっと慌ててしまいますよね。
入院をするのが初めて…という場合は、特に何から用意したらよいのか迷ってしまうもの。
自分に限らず、ご家族が入院することもあるかもしれません。
そんな突然の入院の時に少しでも快適に過ごせるように、落ち着いて準備をできるようにしておきたいですね。
入院に必要なもの、「入院準備リスト」の用意
入院が決まった時に思いつくものからバッグに詰め込んだりしていると、何を入れていて何を入れていないのか、分からなくなってしまったりします。
まずは、入院に必要なものをメモに書き出してリストを作ることから始めましょう。
短期入院の準備
短い期間の入院の場合は、パジャマ2枚~3枚、室内履きやスリッパ、下着4枚~5枚、靴下2足~3足、バスタオルやハンドタオルを数枚ずつ用意しましょう。
ベッドから出て移動する時などのために、羽織るものが1枚あると便利ですね。
筆記用具や携帯電話の充電器など、うっかり忘れそうなものにも注意が必要です。
また、病院では自動販売機を利用する機会が多いので、小銭があると重宝します。
保険証やお薬手帳、印鑑のような入院手続きに必要なものも忘れずに。
生活必需品としては、歯ブラシや歯磨き、ティッシュなどが必要になります。
自分専用のコップや箸も用意しておきましょう。
女性だったら化粧水や乳液などの基礎化粧品やヘアブラシもあった方がいいですね。
他にもビニール袋を用意しておくといろいろな場面で活躍してくれます。
長期入院の準備
入院が長い期間になりそうな時には、更に準備するものが増えます。
置き時計や延長コードがあればベッドに寝たまま時間を見たり、携帯電話の充電をしたりできるので便利です。
手術をする場合、しばらくの間は入浴ができないこともあります。
そんな時のために水のいらないシャンプーや綿棒などを用意しておきましょう。
1日中ベッドの上で過ごしていると、たとえテレビがあったとしても退屈してしまうものです。
好きな本や雑誌、DVDプレーヤーや音楽プレーヤーを持って行くと暇つぶしになります。
もちろんイヤフォンも忘れずに持って行きましょう。
私も以前入院した経験がありますが、その時には編み物の道具を持ちこんで、マフラーを1枚仕上げました。
入院生活って、ついつい暗い気持ちになってしまったり退屈になってしまったりするものですが、忙しい毎日を送っているとなかなかすることのできないことをやるいい機会にもなります。
普段がんばっている自分に、自由でのんびりした時間をプレゼントされたんだと思ったら、気持ちが少し晴れたことを覚えています。
ある年代になると、若い頃と違って病院のお世話になることも増えてきます。
突然の入院で慌てることの無いよう、いざという時に必要なものをバッグに入れて決まった所に置いておくのもひとつの方法です。
家族にも入院セットがどこにあるか知らせておくと安心です。
入院中におすすめの衣類
入院中は、診察や検査などで衣類を脱ぎ着する場面が多いものです。
パジャマはかぶりタイプのものではなく、前開きタイプのものにしておくと、スムーズに準備することができます。
また、女性は胸パッド付きのパジャマならブラジャーをせずに院内を歩くこともできますし、ストレスがありません。
パジャマワンピースだったらウエストの締め付けが無いのでラクラク。
お気に入りの色やデザインのものを選べば、ちょっとしたルームウェアのようなおしゃれも楽しめますね。
病院の中はたいてい一定の温度に保たれています。
人によっては夏場のエアコンが寒く感じられることもありますよね。
ちょっと寒い時やベッドを出て廊下を歩いたりする時のために、羽織ものを1枚用意しておきましょう。
肩あては袖を通さなくても肩から羽織っているだけで暖かさを感じることができるので、腕をケガをした時などにも助かります。
冷え性の人は、夏場でも靴下を何足か用意しておきましょうね。
普段健康でいる時には「自分に限って入院なんて…」と思ってしまうものです。
でも、もしもの時のために入院リストを作っておくぐらいのことはしておきたいものですね。
突然でも慌てない、入院準備