時には雪が降り、それが冷たい雨に変わって、そうかと思うと、春風を感じるほどの柔らかな日差しの日もあり、こうやって、春は育ってゆくのだな、と思うこの頃です。二十四節気は雨水(うすい2月19日)を迎えています。七十二候は、土脉潤起(つちのしょううるおいおこる2月19~23日)、となり、霞始靆(かすみはじめてたなびく2月24日~28日)、草木萌動(そうもくめばえいずる3月1日~5日)と続きます。雪は雨にかわり、凍っていた大地は徐々に潤い始め、そこから立ち上る水蒸気は大気中に霞として漂い始めます。その緩んだ地中からは草の芽が出始め、木々の芽はほころび始める、という、まだ寒いと思っても、春を前に助走が始まっている自然の様子を知らせる候となります。

2023.02.20