ずっと居座り続けるような、今年の夏らしい夏ですが、二十四節気は立秋(りっしゅう8月8日)を迎えます。そう、暦の上では秋が始まるのです。七十二候は、涼風至(すずかぜいたる8月8日~12日)、寒蟬鳴(ひぐらしなく8月13日~17日)、そして、蒙霧升降(ふかききりまとう8月18日~22日)と続きます。真夏の太陽はまだ強いけれど、夕焼けの頃に吹く風には涼しさが感じられ、賑やかだった蝉の声はヒグラシにかわり、早朝や夕方に温度が下がると空気中の水蒸気が白い霧とたなびく、そんな夏の終わりの候です。 子どものよう元気に弾ける行水ではないけれど、時々は大人の行水の時間をとると身体があの頃を少し思い出します。ほんの一時間、すっかり汗を流して、残暑に負けず、あとわずかの盛夏を味わうのです。ぜひ、お休みの日に、お試しあれ。 あ、遠くで雷鳴。ひとつ雷が聞こえるたびに、夏が衰えてゆくような気がします。もう少し、この夏の時間を楽しみたいのです。

2023.08.07