生まれたての赤ちゃんの体温は36.7~37.5度と言われています。
※参考文献「新生児の出生後12時間の体温変化と環境要因」山梨医科大学/1990年
お母さんの子宮の中は無菌状態と言われています。温かい羊水でたいせつに育った赤ちゃんはこの世に誕生した瞬間からたくさんの菌と共存していくことになります。
「赤ちゃんが37度の体温で生まれてくるのはお母さんからの最初のギフト」
このように私は思っています。
生まれたての赤ちゃんは自分で自分のカラダを守らなければいけません。そのための「最初の武器」が37度の体温って訳ですね。初めての武器をお母さんから贈られるんですよね。とても愛に溢れる事実だと思いませんか♪
このような事実からも”基礎体温37度”はいちばん免疫力が高い体温であることが分かると思います。
小さい子どもは湯たんぽのようにポカポカ
寒い冬の夜に子どもと一緒にお布団に入ると湯たんぽのように温かいですよね。お布団の中で子どもにぎゅっとされて「幸せ❤︎」って感じた経験は母親なら誰もが一度はあるんじゃないかなって思います。
子どもは代謝が活発です。エネルギー代謝の過程でたくさんの熱を作りたくさんの汗をかきます。
簡単に言うと…
「子どもはたくさんお水を飲んで、たくさん体温を作り、たくさんの汗をかく」
っていう感じです。
※参考文献「日本人小児4-6歳の体水分の代謝回転に及ぼす温熱環境の影響」久留米大学心理学研究科/2009年
研究論文にもありますように、子どもちゃんのこのような代謝の働きは4歳→5歳→6歳と年齢を重ねるごとに小さくなっていきます。
●子どもちゃん=代謝が活発
●私たち大人=代謝が活発じゃない
そうなんですよね。
生まれた時は37度近くあった体温が少しづつ下がっていく。
なんとなくの不調=カラダからのサイン
私たちはサンナナサロン®︎でお客様に体温を測ってもらったり自律神経の状態を可視化してもらったりしています。
驚くべきことに最近では体温が35度台の方がとても多いです。
そして体温が35度台の方は「なんとなくの不調」を抱えている場合が多いです。
●カラダの芯が震える
●肩が凝る
●イライラしてしまう
●眠りの質が悪い
●お腹も空いてないのに食べないと気がすまない
●疲れやすい
●偏頭痛や耳鳴りがする
●お腹にガスが溜まってしんどい
病院に行くまでもないけど…でも何となく不調。
そしてこのような何となく不調を感じておられる方のほとんどは!
「自分の体質だから仕方ない…」「歳のせいだから仕方ない…」「たぶんストレスのせいだから仕方ない…」このように諦めている方がほとんどのように思います。
これは私たちサンナナサロン®︎の考え方なんですが物事には必ず「原因」と「結果」があると思っています。
科学的に考えて何か「原因」があるから何となく不調を感じる「結果」が生まれている。
だったら「原因」を解き明かせば「結果」がなくなって…何となくの不調も解消するじゃん!
このような考え方から、私たちはお客様の何となくの不調を「カラダからのサイン」と呼んでいます。
カラダからのサインに丁寧に耳を傾けてお客様と一緒に原因を一つひとつ解き明かしていく。
少し時間はかかりますがw
必ず原因は解消することができて!結果である何となくの不調も必ず解決できる。
だから…カラダからのサインに耳を傾けることはとても大切だと思っています♪
私たちのカラダはいろんなサインを出してくれている
例えば、体温が低い。
これもカラダからのサインだと考えます。私たちは活動するためのエネルギーを作るとき、本来ならば熱も一緒に作ります。この熱が作れていないと体温が自ずと低くなります。
ってことは体温が低いってことは活動するためのエネルギーを作る過程で何か問題がありますよ。
ってカラダがサインとして教えてくれているんですね。
また例えば、お腹も空いていないのにチョコレートを食べてしまう。
チョコレートは糖質のカタマリです。糖質は脳のエネルギーです。
カラダが糖質を欲しがるってことは血糖値が低いのが常になっているサインと考えます。
(このような状態のことを難しい言葉で「血糖値スパイク」「低血糖症状」って言います)
また例えば、夢ばかり見る。
これもカラダからのサインです。夢ばかり見るって言うことは交感神経と副交感神経のバランスが崩れている状態の可能性が高いです。
睡眠の質が悪いよ~ってカラダがサインとして教えてくれているんですよね。
このように、カラダからはたくさんのサインが出ています。
そしてこのようなサインたちを丁寧に深掘りすることが出来れば…何となくの不調を作り出している原因を見つけることができると私たちは考えています。
この「ネルマガ」さんの記事では!
そんな風に私たちがサンナナサロン®︎や法人様向けプログラムでやっていることをご紹介できたらなって思っています♪
「疲れやすい」っていうカラダからのサイン
前置きが長くなってしまいました。
今日は少しだけ…
「疲れやすい」っていうカラダからのサインについて考えてみたいと思います。
●寝ても寝ても疲れが取れない
●すぐにバテる
このように感じたことってありませんか?
年齢のせい!更年期のせい!寝不足のせい!ストレスのせい!体質のせい!
って見て見ぬふりをして「疲れやすい」っていうサインと向き合うことをやめてしまっている方はいませんかー♪
では「疲れやすい」っていうサインを少し深掘りしてみましょう。
空気の薄い高い山に登ったときにカラダに起こっていること
例えば、空気が薄い高い山に登ることを想像してみてください。
山頂は空気が薄いですので酸素が平地より少ないです。
そんな中で動いているので私たちのカラダは酸欠状態になります。少し動くだけでも「はあはあ」ってなってしまいます。
これってつまり「疲れやすい」環境であると言えますよね。
つまり…
「酸素が薄い」と「疲れやすい」は関係があります。
Googleさんで「酸欠 症状」って調べてみると、
●頭痛
●疲労
●吐き気
●食欲不振
●怒りっぽくなる
って…ずらっと出てきます。
これらの症状って皆さんが「疲れやすい」って感じたときに自覚する症状に近くありませんか?
「疲れやすい」ってことは酸欠に関係がある。
じゃあ…
私たちのカラダの中で酸素を運ぶ役割をしているのって…何?
(カラダの中で酸素を運べていない→だから酸欠になる)
答えは、血液の中にある「ヘモグロビン」っていう物質が酸素を運んでくれています。
▶︎ヘモグロビンの質と量が良くない
↓
▶︎だから酸素をじゅうぶんに運べない
↓
▶︎だからカラダ中の細胞が酸欠状態になる
↓
▶︎だから「疲れやすい」の様々な症状が出る
この、ヘモグロビンの質と量が良くない、っていう状態のことが「貧血」です。
「貧しい(まずしい)血」って書く貧血ですがサンナナサロン®︎では「貧血=血液が薄い状態」と定義しています。
まとめ
「疲れやすい」っていうカラダからのサインの原因の一つが細胞の酸欠状態である「貧血」にあるかもしれない。
貧血の定義は「血液が薄い状態」。血液が薄いから酸素を運べていない。
だったら貧血を改善する方法が分かれば「疲れやすい」っていう結果を解消する方法が分かる。
ってことで次回はこの貧血について詳しく考えてみたいと思います♪
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