小春日和の日にほっとしたかと思えば、コートを着たくなる寒さ…。二十四節気の小雪(しょうせつ11月22日)を迎えようとしている今は、冬の訪れをすっかり気付かせてくれます。七十二候は、虹蔵不見(にじかくれてみえず11月22日~26日頃)、朔風払葉(きたかぜこのはをはらう11月27日~12月1日頃)、橘始黄(たちばなはじめてきばむ12月2日~6日頃)、と続きます。日中は暖かい日もあるものの、場所によっては雪が舞い始める頃となり、いよいよ冬到来です。日照時間が短くなり、太陽は低くなるため、雨上がりの虹が見えることはなくなり、風は北風に代わり、木々の葉を冷たく吹き払ってゆきます。そして、その初冬の風景に色を添えるのは橘をはじめとする柑橘系の暖かい色の果実。これから寒さが増すであろう冬の始まりの大気の気配(けはい)と、その中で色づく自然の営みを表す候となります。

2023.11.20