受験生をご家庭に抱えていらっしゃる、お父さん、お母さん、ご家族の皆さま。
試験本番に向けて寝る間も惜しむように頑張る受験生の姿に、少しでも何か手助けをしてあげられないかと切実な思いで見守っていらっしゃるのではないでしょうか。
PAJAMAYA IZUMM のスタッフにも受験生の息子や娘がいるというママさんが多く、お昼休みには「うちの子、今年受験でさ~」と話に花が咲いています。
受験生のために家族ができること、パジャマ屋の先輩スタッフがおすすめするアイディアを試してみませんか?
見守るしかない、親ができること
受験生の娘さんがいるスタッフは、なんだか寒い部屋でひとり勉強机に向かっている姿を見て、
「寒くない? 風邪ひかないようにね」
と声をかけ、かえって勉強の邪魔をするのが心苦しいとか。
それでも心配になってついつい口を出してしまうのが親心というものですよね。
受験は本人が努力するしかない、親は見守ることしかできない。
わかっていても、サポートできることがあるならすべてやってあげたい!
もどかしい想いを抱く受験生のお母さんに、先輩ママはアドバイスします。
試験本番で最大の力を発揮できるように
先輩ママは言います。
「結局のところ、親ができるのは体調管理くらいだよ」
もちろん、進路相談や受験の手続きサポート、学習環境の整備や勉強のモチベーションの維持など、親ができることはいろいろあります。
その中でも親ができる最大のサポートは、やはり受験生の健康管理でしょう。
心身ともに最良のコンディションで試験本番を迎えられるように、パジャマ屋スタッフが受験生に実際にやってあげたことをご紹介します。
受験は長期戦! 家族みんなで体調管理を
一口に受験と言っても、大学入試・高校入試から、国家試験や資格試験・検定などまで様々です。
中でも1~3月の寒い時期に行われる大学入試や高校入試、医師や看護師等の医療系の国家試験、資格試験等は、風邪やインフルエンザが流行する季節でもあり、特に体調管理に気を遣うでしょう。
国公立大学入試を例にすると、1月の共通テストに始まり、2次試験の前期日程が2月の後半、後期日程は3月の後半にあります。
合格発表までの3ヶ月近い間、受験生本人もその家族も気が抜けない期間が続くのです。
夜更かしして勉強しても身にならない
さて、ここでパジャマ屋らしく、睡眠のお話を。
『睡眠学習』が本当にできたらいいのに……とは思いつつ、受験生の中には、睡眠時間を削って勉強している人も多いでしょう。社会人になって資格試験を受けようという方はなおさらそうかもしれません。
しかし、睡眠不足は受験生にとってあまり良い結果をもたらしません。
なぜなら睡眠には、身体や脳の休息と同時に、記憶の整理と定着という大切な役割があるからです。
つまり、昼間に一生懸命勉強しても、その日の夜にしっかり睡眠をとることができなければ、勉強したことが身にならないかもしれないということです。
勉強したことを忘れないためには、よく眠ること
睡眠には、レム睡眠(Rapid Eye Movement)とノンレム睡眠(Non REM)があります。レム睡眠は身体を休める睡眠、ノンレム睡眠は脳を休める睡眠です。
夜眠るとまずノンレム睡眠から入ってレム睡眠へと移り、朝までの間にこのサイクルを約90分間隔で4~6回ほど繰り返します。
受験生にとって特に大事なのは、最初のノンレム睡眠と、朝方のレム睡眠です。
1.最初の深いノンレム睡眠で脳を休める
脳は眠ることでしか休息できないので、しっかり睡眠をとらないと、注意力低下・判断力低下・作業効率低下などを引き起こします。
最初のノンレム睡眠は非常に深く、ぐっすり寝ていて脳がしっかり休んだ状態。このときに成長ホルモンが集中的に分泌されて、脳や身体の回復に役立ちます。
2.朝方の長いレム睡眠で学習内容を定着
レム睡眠時には、記憶の固定や消去、学習が行われています。新たな記憶をかつての記憶や経験と関連付け、次に思い出す際にスムーズにできるよう索引をつける作業です。これによって昼間に勉強したことが定着し、試験のときにすぐに思い出せるようになります。
レム睡眠は、最初は数十秒間と非常に短いのですが、朝方のレム睡眠になると30分近くも続く長いものになります。睡眠時間が短いと、この朝方の長いレム睡眠が訪れず、寝る前にせっかく覚えた歴史の年号もすぐに忘れてしまうことになるかもしれません。
睡眠時間を削っての一夜漬けが良くないと言われるのは、なるほど、そういうワケなのです。
しっかりと睡眠時間を確保するには
勉強時間が少ないと不安になり、睡眠時間を削ってでも勉強したくなる気持ちは理解できます。ですが、受験生に睡眠不足は良くありません。
では、どうすれば睡眠時間を犠牲にせずに勉強することができるのでしょう?
1.朝型にシフトする
大学入試の共通テスト1教科目は、朝9:30から始まります。受験本番で十分な力を発揮するためには、朝型の睡眠(クロノタイプ)にシフトしておく方がいいでしょう。
脳科学者の茂木健一郎氏によると、夜、寝ている間に脳の中の情報が整理されるため、朝、目覚めてから2時間くらいを『黄金時間』と呼び、新しい情報を入れたり熟考したりするのに適しているそうです。
このゴールデンタイムに、長文読解や記述問題、数学などの思考力や論理力を問われるものや、苦手科目の勉強をするのがおすすめ。登校時間までというタイムリミットもあるので、短い時間でも集中力が高まります。
逆に、寝る前には暗記系の勉強がおすすめ。直後の睡眠によって記憶に定着しやすくなります。
つまり、脳の特性に応じて効率よく勉強することで、睡眠時間を確保できるのです。
2.起床時間を毎日同じにする
今まで夜にじっくり勉強時間をとっていた受験生には、急に朝型に変えるのは大変かもしれません。
そういう意味でも受験当日までに朝型睡眠にシフトしておくことは大事なのですが、まずは朝起きる時間を毎日同じにしてみましょう。
眠りを誘う睡眠ホルモン『メラトニン』は、起床後14〜16時間ぐらい経過すると分泌されます。そのメラトニンの材料になるセロトニンは、朝から日中に特に活性化されるので、朝決まった時間に起きてしっかり太陽の光を浴びるのがポイント。
最初は朝眠いかもしれませんが、睡眠サイクルが整って夜早めに眠れるようになると徐々に朝型にシフトしていきます。勉強計画と合わせて、長い目で見て続けてみましょう。
睡眠の質を上げて、短時間でもぐっすり
受験生に最適な睡眠時間は、6時間あるいは7時間半と言われています。ノンレム-レム睡眠サイクルを4回か5回繰り返したタイミングで目覚めるのが良さそうです。
とは言っても、どうしても夜の方が勉強が捗る、今日の内にここまではやっておきたい、という受験生もいるでしょう。超夜型の人は、朝型にすることが困難でとてもストレスになるという場合もあります。
短い時間でもぐっすり眠って脳と身体を回復させるには、睡眠の質を上げる工夫をしましょう。
1、まずは睡眠環境を整える
冬の寝室は、室温16~19℃、湿度50〜60%が理想的です。
夕食は眠る3時間以上前にとり、刺激物やカフェインを避けましょう。もし勉強の合間に夜食をとる場合は消化の良いものを少なめに。
睡眠中は暗いほどよく眠れます。寝る前にスマホの明るい光を見るのはやめましょう。
朝は2500ルクス以上の強い光を浴びるとスムーズに目覚められます。2500ルクスは、晴れた日の窓際くらいの明るさ。寝る前にカーテンを開けて朝日が部屋に差し込むようにしておくと自然に起床できるでしょう。
2、暖かいパジャマで上質な睡眠を
夜の勉強を終えてお布団に入る頃、お風呂で温まったはずの身体は冷え始めているかもしれません。
寒いとなかなか寝付けない、眠りが浅い、夜中にトイレで目が覚めるということにもなりがち。
受験生にぜひ、暖かいパジャマを準備してあげませんか?
PAJAMAYA IZUMM の “IZUMMフリース”は、冬用パジャマの人気シリーズ。
寝るためのフリースとして開発した特別なフリースは、あたたかい・軽い・柔らかい・静電気が起きにくい・汗を吸う、という普通のフリースとは全く違う着心地です。
“The パジャマ” というスタンダードなデザインのパジャマは、サイズが豊富。小柄な女子高生も、がっちり大柄な大人の男性も、きっとぴったりのサイズが見つかるはずです。
スタッフが受験生の娘にあげたのは……?
さて、受験生の子どもを持つお母さんスタッフが実際に贈ったものは何でしょう。
「私にできることは『あたたかく』してあげることだけ。それは、身体も心もね♪」
そう言うスタッフは、3人の子どもの受験を経験したお母さん。おすすめするのは、まるで着る毛布のようなIZUMMフリースのルームガウン。夜中も頑張るお嬢さんが湯冷めしないよう気遣う母の愛ですね。
首まわりや肩が暖かい大きめのショールカラーで、ひざ掛けいらずのロングタイプ。あたたかいだけでなく軽くて静電気が気にならないのも嬉しいポイントです。
おしゃれが気になるお年頃の娘さんも、映画に出てくるようなかっこいいデザインのナイトガウンには納得♪
受験勉強の間はずっと着ていてくれたと、贈ったお母さんスタッフも喜んでいました。
座りっぱなしで勉強してると足が寒い……足元の寒さ対策に♪
ずっと机に向かって勉強していると、いくらエアコンを使っていても、足元はいつまでも寒い。しかも、顔は火照って頭はボーッとするし、お部屋の空気は乾燥して、お肌はカサカサ・ピリピリ、勉強に集中できない……。
冬の受験勉強には足元を温めるグッズがおすすめです。
『頭寒足熱』といって、頭部を冷やして足部をあたたかくすると上半身と下半身の温度差が少なくなり、全身の血行が良くなって温まるそう。
「うちの息子にあげたい!」
「これ、絶対いいよね~」
と、受験生を持つパジャマ屋スタッフに人気の足元あったかグッズは、ロング丈のダウンルームブーツとダウンレッグウォーマー、そしてウールの厚手ソックス。
ダウンブーツとレッグウォーマーは、パジャマのパンツの上にも身につけられるので、お風呂上がりの勉強タイムにもOK♪
ウール厚手ソックスは、極厚の裏パイルがフローリングの冷たさから守ってくれるし、畳のお部屋でも履けるルームソックスです。
受験勉強のおともに、マルチに使えるダウンケット
受験生と同じように、毎日座りっぱなしで仕事をしているスタッフが愛用しているのは、“Awesome” オーサム ハンディ ダウンケット。
膝掛けとして使えるのはもちろん、スナップボタンで留めると巻きスカートや肩掛けとしても使える便利な優れもの。
勉強中に机に伏せて「ほんの一瞬どうしても仮眠したい!」というときの仮眠用ブランケットにもなります。
使わないときは収納袋に入れてクッションに早変わり♪
ただし、もし仮眠するときは風邪を引かないようしっかり防寒してくださいね。
(本当は、早めに勉強を終えてお布団へ……というのをおすすめいたします。)
パジャマ屋スタッフの間では、ダウンケット+ロング丈のダウンブーツというのが冬の足元あったか最強セットとして人気です。
頑張れ、受験生!
受験生を応援する、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ご家族の皆さまへ。
私たち PAJAMAYA IZUMM も、受験生とそのご家族を応援しています!
ご家族みんなで長い受験シーズンを乗り切って、春には美しい桜が咲くよう心から願っております。
受験生のために、そしてご家族みんなのために、あったかい羽織りものなどをお探しの際はぜひご相談くださいませ。