こんにちは。晩酌はビール派の大口です。
前回、「最近、なぜか5時半には目覚めてしまい、もう一度眠ろうと思っても眠れない」という悩みを書きました。
どうやら、不眠にはいくつかのタイプがあり、私はそのうちの一つに当てはまるようなのです。
不眠のタイプ
加齢とともに不眠症状は増加すると言われていますが、一般成人の3〜4割の人が何らかの不眠症状を持っていると言われています。結構な人が抱えている悩みなのだと分かりますね。
不眠症は特殊な病気というわけではありませんが、だからこそ何となくやり過ごしてしまっている人も多いのではないでしょうか。
大きな病気でないとはいえ、よく眠れないことで日中に倦怠感、集中力低下、食欲低下などの症状につながることもあります。そうなると、日常生活に支障が出てしまいます。
さらに、慢性不眠症になると適切な治療を受ける必要が出てくるケースもあり、そうならないためにも、早めに自覚して家庭でできる対処を試したいものです。
もちろん、自分で改善できない時は速やかに専門家に相談するのも一つの方法です。
そんな誰にでも起こり得る不眠症状には、いくつかのタイプがあります。
【入眠障害】・・・寝つきが悪い
【中途覚醒】・・・眠りが浅く、夜中に何度も目を覚ます
【早朝覚醒】・・・早朝に目覚めて二度寝ができない
まさに私の場合は、この早朝覚醒です。
特に、高齢者に多くなるそうです。
そう聞くとショックですが、きちんと受け止めて対処していかなければなりません。
そもそも加齢によって睡眠が浅くなる・短くなるのは仕方のないこと。
だとしたら、心地よく眠りに入り、ぐっすりと眠れるような対処が快眠の近道となります。
更年期と睡眠の関係
年齢により睡眠が変化する中で気になるのが「更年期」との関係。
日常生活の中で「更年期」というと、多くの場合は「更年期障害」のことを指します。実際には「更年期」とは一定の時期のことであり、女性の場合は閉経前後の5年、併せて10年程度を指し、その時期に起こる不調を「更年期障害」あるいは「更年期症状」と言います。
更年期という時期に全員が更年期障害と呼ばれるような症状が起きるとは限りません。
実際に、私はおそらく「更年期」をよくわからないままに過ぎてしまったと思います。ある意味、充実した生活をしているとも言えますが、更年期症状が全くなかったわけではありません。突然全身に汗をかく「異常発汗」や顔が熱くなる「ホットフラッシュ」は何度か体験しました。
私の場合は、本当に軽かったと思いますが、ここにきて早朝覚醒などの不眠症状があるのは、もしかしたら更年期症状のひとつが今やってきたのかもしれません。
また、この時期というのは体の変化だけでなく、仕事や家族、環境などの変化も多くなる年代でもあります。そうした外的要因によるストレスが不眠症状の原因になることも多いと言います。
確かに私も仕事や環境の変化によるストレスが大きかったかもしれません。
このように、まずは自分なりに原因を探すと対処方法も考えられるようになります。
睡眠は時間より質を重視して対処
入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒と不眠のタイプによって対処は変わってくるわけですが、いずれの場合にも共通してできる二つの対処ポイントをご紹介します。
『体と心のリラックス』
入浴やストレッチで心身のリラックス状態を作るのはとても有効です。好きな入浴剤を入れたり、ゆっくり湯船に浸かるのも良いですね。お風呂上がりや寝る前の軽いストレッチもリラックス効果があるそうです。
私のようにお酒好きな人は、寝る直前まで飲んでいないよう生活リズムを整えるのも必要ですね。また、お酒ではないノンカフェインの入眠ドリンクを決めるのも良いそうです。
他にも、好きな香りや音楽でリラックスできる環境を作ってみてはいかがでしょう。私は、お風呂上がりは大体静かめのJAZZを流しています。
このように自分なりの“入眠儀式”を作ると自然に体や頭が眠りの方向へ促されていきます。もちろん、パジャマに着替えることも入眠儀式としてとてもおすすめです。
『寝具』
枕の高さや硬さ、マットレスの硬さなどを調整すると眠りは変わります。
家具屋さん等で、実際に横になってみて硬さや高さなど好みのものを探すのも良さそうです。
また、マットレスや布団のお試しコースを取り扱っているところもあります。2〜3週間程度実際に寝て試せるので、自分に合っているか判断できます。インターネットで検索するとたくさん出てきますよ。
シーツや枕カバーをお気に入りの色や柄に揃えたり、好きな香りをワンプッシュするのも良さそう。
さらに、ぜひパジャマも寝具の一つと考えてみて。手触りが良く、体温調節しやすい二重ガーゼのノビーゼUNOは袖を通した時にその柔らかさで1日の疲れをそっと癒してくれる感覚です。さらに、しなやかに伸びる生地で寝返りを妨げないので、心地よい眠りを後押ししてくれます。
人によって必要な睡眠量は違うので、何時間寝たというような時間だけにとらわれることなく、質の良い睡眠を取れるようにするのが理想的。そのために、自宅で様々な対処法を一緒に試してみませんか。
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