やっと咲いた桜をゆっくりと愛でる間もなく、春の嵐はまたたく間に花びらを散らせてしまいました。散る桜の美しさ、春風に乗って舞う花びら、花絨毯と化した大地や花筏の川面を今年の花見として、桜並木を歩きました。皆様の土地の桜はいかがでしたでしょうか? 二十四節気は4月19日に穀雨(こくう)を迎えます。七十二候は、葭始生(あしはじめてしょうず4月19日~23日頃)、霜止出苗(しもやみてなえいずる4月24日~28日頃)、牡丹華(ぼたんはなさく4月29日~5月4日頃)、と、続きます。夏への入り口を前に、恵みの雨は大地に沁みこみ新しい命の準備を促します。水辺のアシを芽吹かせ、すでに霜が降りることもなくなり、稲の苗はすくすくと育ち、夏の訪れを告げる華やかなボタンの花が咲く、そんな、晩春の自然界の様子を植物の世界から感じられる候となります。

2024.04.18