2021年にご紹介したエルダーフラワーのレシピ。 材料は変わらず、より美味しい配分にアップデートされたので再掲します!
春になると、社長ガーデンには忙しい社長をあまりあてにせず自生できるパワフルなコたちが次々に可愛らしいお花を咲かせたり、美味しい果実を実らせたりします。
5月のある日、ふと見るとピンクがかった小さなお花をブーケにしたようなエルダーブラックレースが咲き始めていました。
*本来エルダーの木は半径3メートル360度に暴れながら成長するため、社長の玄関周りのガーデンにはあまり向かないのですが…ハーブ好きな私のために「なせば成る」と不屈の精神で植えてくれたもの。
もう、ほんと、ありがとうです。
西洋ニワトコという和名を持つこの花は、ヨーロッパでは「歯痛から疫病まで、庶民の薬箱」と呼ばれるほど様々な活用法があります。
抗酸化作用、風邪やインフルエンザの予防、公害、有害物質のデトックス作用、二日酔いやアンチエイジングにも効果が期待できるそうです。
ティンクチャー(40度以上のアルコールで有効成分を引き出した液状の製剤、チンキとも)やティー、コーディアル(シロップ)などでその恩恵を感じることができます。
*私のハーブの師匠(Japan Herb Science http://japan-herb-science.com/herb/)石井智子代表によると花序はスイーツや天ぷらなどエディブルフラワーとしての活用も楽しいとのこと。
今回はコーディアルを作っていきますよ!
大きな木ではないので花数も少な目ですが、沢山手に入る方はぜひいっぱい作って下さいね!
(今回のブラックレースは食用可ですが、身体に有害な種もあるそうなのでよく調べてからがおすすめです。)
エルダーフラワーのコーディアル(シロップ)
材料〈NEW!〉
○フレッシュエルダーフラワー200g(15~20個)
○きび糖1.5kg(甜菜糖やグラニュー糖、ブラックレースのお花のピンク色を生かすため白いお砂糖でも)
○レモン4個(スライスしておく)
*レモンの皮の苦味が苦手な方は、レモンの搾り汁とピーラーなどで薄くむいた皮を入れて下さいね
○クエン酸 40~50g(薬局などで食用を購入できます)
○水 1L
作り方
①鍋に水を入れ湯を沸かし、砂糖を入れて溶かす
②1に、洗って花だけにしたエルダーフラワーとレモンスライスを入れ1晩漬け置く
③煮沸したビンにキッチンペーパーで濾したシロップを入れ完成
水や炭酸水で割って飲んで下さいね。本当に美味しいです。
風邪のひき始めに、紅茶に入れて飲むと喉の不快感がすっきりとします。
ブラックレースでのコーディアル作りは私も初めてでしたが、独特の香りがあり癖になるお味でした。
なにより水分摂取を忘れがちな店長がたくさん飲んでくれたのが嬉しかった!*糖質注意ですけどね
夏にエルダーベリーが収穫できたらいいなぁ。その色を活かしたキレイなゼリーやミントを入れたシロップがまた美味しいのです。