終電に乗り遅れそうになり全力ダッシュをしたら、転んでもいないのに右膝を負傷し治るまでに2ヶ月かかり、年齢と筋力低下を痛感している大口です。
基本的に在宅ワークが多いため安静にしていることができてよかった反面、極力出かけないようにしていたため、外出着を着る機会もなく、何を着れば良いかわからなくなりました(笑)

パジャマとルームウェアはどう違う?

2ヶ月ほど、ほぼ外出しない生活をしていたわけですが、会議や打ち合わせもオンライン。正直言えば、映る部分だけきちんとしていれば良いとも言えます。だからと言って、下半身だけパジャマを着ていたりしませんけれど(笑)
そんな日々の中、ふと、パジャマと外出着の中間の服装ってみんなどうしているのかしら?と思いました。

在宅ワークが増え洋服を着なくなった

私は、いわゆる「ルームウェア」というものは持っていません。強いて言えば、よそ行きではないTシャツやジャージです(笑)
以前、パジャマ購入体験記を書いた時にも触れましたが、私はノビーゼUNOに出会うまでは寝る時にはTシャツやジャージを着て寝ていました。
子供の頃はパジャマを着ていたのに、いつの頃からか、ジャージ寝だったわけですが、どうしてそうなったのか自分でもわかりませんでした。

 

しかし、今回、気づいてしまったのです。なぜ、ジャージをパジャマがわりにしていたか!

 

ジャージであれば、起きてからしばらくそのまま着ていても、抵抗がなかったからだと思います。仮に寝坊して、宅配便など来客があったとしても玄関に出られるわけです。つまり、知らないうちにルームウェアとパジャマを兼ねていたのです。

ルームウェアとパジャマの違い パジャマ屋イズム ストレッチ2重ガーゼ 七部袖 レディースパジャマ
ストレッチ 2重ガーゼ “ノビーゼ” 七分袖 レディースパジャマ

では、パジャマとルームウェアは、どう違うのかしら?
どちらも室内で快適に着られるものというイメージがありますが、パジャマは上下セットのものが多く、見た目がザ・パジャマ!という印象になります。一方、ルームウェアですと、セットもありますが、上下で色が違うなどのデザイン性があると思うのです。
ルームウェアは、そのまま外出できる程度のデザイン性を兼ね備えている、あるいは来客があった時にもそのままで恥ずかしくないものというイメージ。

 

ジャージは上下セットだけれど、パジャマには見えないし動きやすい。という理由から、いつの間にか私の場合はジャージがルームウェア兼ナイトウェアという位置付けになったに違いありません。

 

皆さんはいかがですか?パジャマとルームウェアを分けて用意していますか?

 

パジャマはどこからやってきた?

何だか自分一人で納得しておかしくなってしまいましたが、色々考えていたら、パジャマって誰が最初に作ったのかしら?という疑問が湧いてきましたので調べてみました。

インド タージマハル パジャマの由来 パージャーマー

パジャマの語源はヒンディー語の「パージャーマー」から来ていると言われていることがわかりました。これはインドの民族服のズボンのことで、上着はクルターと呼ばれる別の物になります。
この衣類が世界に広まった理由の一つに、インドに駐留していたイギリス人が寝巻きとして着用したことにあると言われています。
その年代は定かではありませんが、17世紀には、ゆったりとしたパンツスタイルの衣類としてヨーロッパに輸入されました。
19世紀になるとヨーロッパの上流階級の間で、ナイトウェアとして広まり、男性だけでなく女性や子どもも着用するようになっていきます。
さらに、20世紀には世界各国に普及していきました。同時に、さまざまな素材やデザインの「パジャマ」がナイトウェアとして好んで着られるようになっていきました。
この頃には、寝る時だけのものではなく、リラックスウェアとしての位置付けも広まっていったというわけです。

浴衣 日本に西洋のパジャマが入る前の寝巻き

そんなナイトウェアやリラックスウェアとして全世界へ広がったパジャマが、日本に入ってきたのは明治頃。
開国と同時に西洋文化を積極的に取り入れようとしていた日本で、生活様式の一つとしてパジャマも生活の中に導入されていきました。
それまでは着物・浴衣という文化だった日本ですが、洗いやすいという衛生面でのメリットや寝る際の快適性から広く国民に受け入れられ普及していったのです。

 

今でも、旅館などでは浴衣が用意されているところも多いですね。日本の文化として素敵で風情があって良いと思う反面、日常的にはやはりパジャマの方が快適で衛生的だなと感じます。これも時代の流れですね。

快適な眠りは万国共通の願い

インドからヨーロッパへ、そして全世界に広まったパジャマですが、どこの国でも着られているのでしょうか。
前述のように、ヨーロッパやアメリカ、日本などアジア諸国でも広くパジャマの文化は浸透していますが、一方でパジャマをあまり着用しない国もあります。そこには気候が関係していて、熱帯地域やアフリカ、中東、南アジアなどでは、パジャマではなくより涼しいものが好まれ、各国の気候に合わせた服装を寝る時にも使用している国が多いようです。

 

さらに、気候だけではなく、その国の文化として伝統的な衣装や習慣が色こく残っている国は、パジャマ文化が広まっていなかったり、経済的な理由からパジャマが浸透しない国もあるようです。

パジャマの歴史 パジャマ屋イズム ストレッチ2重ガーゼ ノビーゼ モダンストライプパジャマ
ふんわり 2重ガーゼ モダンストライプ 長袖メンズパジャマ

あらためて、パジャマの歴史を紐解いてみたら、誰かが寝巻きとして開発したわけではないと知り意外でした。
伝統衣装が時代とともにナイトウェアとして世界に広まり、さらにはリラックスできるという観点からルームウェアとして使う人も増えたという時代の流れまでも感じました。
いつの時代もどこの国でも、「快適な眠り」を重視していることがうかがいしれますね。

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