みなさん夏の服といえばどんなものを思い浮かべますか?
パジャマ屋イズム同ネルマガでコラムを執筆中の染谷雅子さんによると、「夏は植物の力を借りる季節」だそうです。
生地の素材には、動物、虫、そして植物由来と種類があり、食材に旬があるように、身につけるものも季節に合わせることが豊かな生活への第一歩。
夏の定番素材といえば、「麻」です。
パジャマ屋イズムでは、「日本の夏を快適に過ごす」ためのパジャマを多数取り揃えています。
オリジナルの綿麻混ストレッチダンガリーシリーズのパジャマ・甚平・ワンピースは、日本の夏に合わせた工夫が詰まった生地を使用したアイテムです。
今回は、「綿麻混ストレッチダンガリー」の生地を企画したパジャマ屋イズム 会長へのインタビューを元に深掘りしてみました♪
日本の夏を快適にしたい!
夏は日照時間が長く、夜が短くなるため、必然的に睡眠時間が減る傾向にあります。
そのため、「夏に身体を整えるには、質の高い睡眠を取ること」が重要。
しかし、日本の夏は、湿度が高くジメジメとした不快感を感じやすく、睡眠の質が低下する原因に…
対策としてクーラーを付けたくても、クーラーが苦手な方もいます。
毎年寝苦しい夜を過ごしてる方も多いのではないでしょうか?
そんな日本の夏を「快適に過ごせるパジャマを作りたかった!」と綿麻混ストレッチダンガリー生地の企画を担当した会長は話します。
夏を快適に過ごせるパジャマって?
夏の夜のお悩みといえば「寝苦しさ」。
暑さでムズムズと落ち着きなく過ごす夜は、寝返りが多くなります。
でも、寝返りは布団の中や背中の下に溜まった熱・湿気を放出してくれるので、とても大事なことなのです。
夏は、一年の中でもいちばん寝返りを打つ季節。
しかし、寝返りを打った時にパジャマが突っ張るのは、深い眠りを妨げ、覚醒によって睡眠の質を下げてしまう要因の一つです。
そのため、「夏を快適に過ごせるパジャマ」には、適度な”伸び”が必要なのです。
会長自身も「寝ている時にパジャマが突っ張るのがイヤでイヤでしかたなかった…」と話し、「それならば、寝返りで突っ張らない夏素材のパジャマを作ろう!」と考えたのが、パジャマ屋イズムの綿麻混ストレッチダンガリーのはじまりです。
生地には「伸び」が欠かせない
元々、会長は「ニット」が好き。
夏は赤ちゃんのお洋服にも使われる柔らかく伸びる「天竺」などの「ニット」を好んで着ていたそうです。
そして、夏を快適に過ごすパジャマを企画する際に、最初にあがったデザインは甚平パジャマ。
伸びる「ニット」でパジャマを作りたいけれど、甚平は「ニット」よりも「織物」向き。
できれば”伸びる”生地で作りたいけれど、「織物」は「ニット」のように伸びる生地ではありません。また、天然素材の綿や麻自体にもストレッチの機能はないので、「織物」にするとそのままでは伸びない生地になってしまうのです。
けれど、パジャマ屋IZUMMでは肌あたりのやさしさへこだわりがあり、できれば天然素材を使いたい。そんな葛藤がありました。
そこで、どうにか「織物」で伸びる生地にできる方法はないかと試行錯誤する中で、会長が発見したのは「CSY糸」(Core Spun Yarn)という糸。生地を作ってくれる中国の工場に相談したのがきっかけで採用しました。
「CSY糸」は、現在ではパジャマ屋IZUMMのベストセラー商品となったノビーゼ®︎UNOにも採用されています。ほんの少しのポリウレタンを緯糸の中心に仕込むことで肌に触れる部分は天然素材のまま、”ストレッチ”を実現させています。
汗をたくさんかくから毎日洗いたい夏用のパジャマは、強度も大切。
強度も十分な「織物」に、寝返りを妨げない”ストレッチ”を加え、さらに肌へのやさしさはそのまま!というこだわり盛りだくさんの生地となりました♪
夏の定番素材といえば…
次に、素材探しです。
夏の定番素材といえば「麻」があります。
麻には、夏にぴったりな特徴があります。
繊維の中心がストローのような中心が空洞の構造になっていて、さらに表面には細かなひび割れと、小さな空洞がたくさんあり、細かく空気を含んでいます。この構造のおかげで通気性が生まれ、上手に体温を放熱してくれます。
さらに、綿の4倍もの吸水性があると言われている麻。速乾性にも優れているため、たくさん汗をかいたり、毎日のお洗濯など、高温多湿な日本の夏に最適な素材と言われています。
やわらかな素材を求めて
パジャマ屋イズムの商品は、なるべく肌に優しくなるよう素材選びや工夫が散りばめられています。
夏の定番素材、「麻」を使うことになったのですが、「麻」は気候の影響を受けやすい植物で、その年によって生地の仕上がりが変わるのだそう。特に敏感肌の方にとっては、汗をかくと感じやすくなる麻特有のチクチク感に強弱があり、素材選びの際には重要です。
自身が敏感肌でもある会長は、なるべくチクチク感の少ない麻を探したのですが、高級素材でもなかなか見つからなかったそう…
麻だけでは、チクチク感を抑えることができないと考えた会長は、中国の生地工場と相談しました。
そこで、「綿」と混ぜ合わせることで肌ざわりの問題を解決したのです。
パジャマの定番素材といえば「綿」という方も多いはず。柔らかくて肌に優しく日本人に馴染みのある人気の素材です。
「綿」をメインに「麻」を混ぜ合わせることで、吸水性・放湿性・放熱性とやわらかな肌触りを併せ持つ、敏感肌の会長も納得の日本の夏に着る理想の生地が誕生♪
綿のやわらかさ、麻の涼しさ、+ストレッチ
パジャマ屋IZUMMの綿麻混ストレッチダンガリーは、綿84%、麻14%、ポリウレタン2%の混率で作られています。この混率は、なんと一度で完成したそう!会長と中国の工場さまの経験が成せる奇跡♪
こうして、各素材の弱点を複数の組み合わせにより補うことで、それぞれの良さが活かされた生地になりました。
麻の素材も北ヨーロッパの涼しい地方で栽培される亜麻(リネン)を使用。
チクチク・ガサガサ感が他の麻よりもソフトで優しい繊維なので、麻が苦手な方にも一度お試しいただきたい綿麻混ストレッチダンガリーパジャマです。
実際の着心地は…?愛用スタッフのリアルレビュー
パジャマ屋スタッフには、夏は綿麻混パジャマが大好き!なスタッフがいます。
スタッフのコメントを少し紹介します♪
■スタッフ:みゆき
「寝ている時に身体と布団の間に溜まった熱の暑さが、寝返りするとスーッと抜けていく感覚が気持ちが良い♪とにかくサラサラ♪」
■スタッフ:まきこ
「レディースの七部袖パジャマのLサイズを着用しています。肩幅がピッタリなのですが、ストレッチが効いているので寝返りの時にも気になりません。敏感肌なので麻素材はチクチクしがちですが、このパジャマはチクチクしないのが良いです♪」
■スタッフ:すが
「セットアップを着ています。汗が乾きにくい厚みのあるパジャマは、朝起きた時にしっとりとしたムレ感が気になるけれど、綿麻混ストレッチダンガリーは、寝起きでもサラッとしていて気持ちが良い!」
■スタッフ:りりか
「生地がサラサラとしていて、薄手なのでとても涼しい!なのに肌触りがよくて太ももの間や脇下の敏感部分にもチクチクしない肌触りが♪ほどよいストレッチも動きやすくて、ストレスフリーです!」
気になる寝汗もサラサラ生地で気にならなくなるのがうれしい綿麻混ストレッチダンガリーです。
種類豊富な綿麻混ストレッチダンガリーシリーズ
「日本の夏を快適に眠るため」にこだわり抜いて作られた、綿麻混ストレッチダンガリーは、種類豊富に用意しています。
■綿麻混ストレッチダンガリーのシリーズ商品のご購入はこちらから
さいごに
夏は眠る時間だけでなく、1日の過ごす時間も快適に過ごしたい。
肌に重ねる枚数はなるべく減らしたい。
そんな希望を叶えるものをご用意しています。
これからもお客様のお声をひとつひとつ大切にしてお応えしながら、開発をし続けていきたいと思っています。お気づきになったことや、こうだったらいいなぁがありましたら、いつでもご連絡ください。お待ちしています。