最近、立ち上がる時にテーブルに手をついている自分を発見し、筋力低下に危機感を感じる大口です。
前回は古希(こき)のお祝いと色について深掘りしてきましたが、今回は古希の次の長寿祝いである「喜寿(きじゅ)」について考えていきたいと思います。

喜寿は日本独自のお祝い


長寿祝いの一つである喜寿は、77歳のお祝いです。「喜」という漢字の草書体が「㐂」と書き、七十七と読めることから、「喜寿」が77歳のお祝いとして使われるようになりました。
60歳の還暦、70歳の古希と違い、喜寿のお祝いは日本独自のものです。その昔、長寿のお祝いは上流階級の風習とされていましたが、江戸時代以降、一般庶民も寿命が伸び、長寿のお祝いも一般化していく中で広まっていったと言われています。

当時、長寿のお祝いは数え年で祝っていましたが、現代では満年齢でのお祝いが一般的です。数え年は、生まれた時にすでに1歳という数え方で、満年齢は生まれてから1年後が1歳という数え方です。
昔の考え方ですと、数えで77歳、満年齢だと76歳ということになりますが、現代では満年齢での考え方が主流なので、満年齢の77歳でお祝いされる方も多いと思います。
昔からの考え方を尊重する方であれば、数え年で77歳にお祝いしてあげるのも良いかもしれませんが、こだわらないのであればどちらの歳にお祝いしても良いようです。

健康であるための三つのポイント

 
77歳ともなると、少なからず不調があるのも当たり前になってきて、
健康でいることのありがたみをこれまで以上に感じる年代なのではないでしょうか。

健康とは、「病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」だと世界的に定義づけられていますが、確かにこの三つのバランスは重要だと思います。 

内閣府が行った高齢者の健康に関する調査によると、「健康状態が良くない」と答えた人は、60代までは15%以下なのに対し、70代からは増加し80代では40%になります。 

また、生きがいについての設問に対して、男性は84歳までは70%程度の人が、女性では79歳までは80%ほどの人が「生きがいを感じている」と回答。しかし、男性は85歳以降、女性は80歳以降「生きがいを感じている」という回答は減少していきます。
他にも、社会活動などに参加したかという設問に対し、男性では70〜74歳で、女性では65〜69歳で50%以上の人が「1年間に何らかの社会的な活動に参加した」と回答していますが、それ以降、数は減少していきます。
こうした調査結果から健康状態や生きがいが変化していくのが70代80代であることがわかります。
そんな揺らぎの真っ只中の77歳は本当に大切な時期なのだという事がよくわかります。

*参照元:令和4年度 高齢者の健康に関する調査結果(全体版)

前述のように、肉体的、精神的、社会的に満たされるような健康状態であるのが望ましいですが、喜寿のお祝いをしようする際、もしかしたら入院している、あるいは介護施設にいらっしゃるといったケースもあるかもしれません。お祝いをして良いのかどうか迷うこともあるかもしれませんが、これまでの長寿をお祝いし、ますます長生きしてほしい、今より少しでも健康的な暮らしをしてほしいと思う気持ちに変わりはないと思います。
むしろ、日々を健やかに過ごしてほしいと願いを込めたお祝いをしてあげることで、精神的、社会的な健やかさをプレゼントできるのではないでしょうか。

長寿のお祝いに何が良い!?

喜寿のお祝い 贈り物
長生きしてほしい、健やかでいてほしいと願う長寿祝いには何が望ましいでしょうか。
特別なものも良いですが、毎日を心地よく過ごすための”生活に密着した贈り物”も大変喜ばれます。

普段使いにもぴったりな上質ダウンを肌触りの良い生地に閉じ込めたルームベストは、まさに日々の暮らしで使える贈り物にぴったり。
色はマルベリーワインとダークネイビーの2種類で、マルベリーワイン色は、上品な紫色ですのでテーマカラーが紫である喜寿のお祝いにもぴったりです。
男性にはダークネイビーもおすすめです。形もシンプルですので、手持ちのどんなインナーとも合わせやすいのが魅力です。
ゴワゴワ感、モコモコ感もなく、お部屋で肌寒いなという時にも、ちょっと近所までという時にもサッと羽織ってかっこよく決まります。

腰まですっぽり入る丈で腰回りの暖かさを確保できるのも嬉しいポイント。


もう一つのおすすめは、肩当て。ルームベストと同じ高級羽毛を使った一枚です。そのまま布団に入って寝ることもできるので、首元から入ってくる冷気をシャットアウト! 冷え防止に最適です。
袖がないので動きを妨げず、寒さが気になる時は襟を立てて留めることもでき、背中側が長めなので背中の寒さも防ぐ優れもの。こちらもルームベストと同じ2色展開。喜寿のお祝いにも最適です。
どちらもシンプルな形で家でも洗えるダウン素材なのも嬉しいです。色も落ち着いたテイストで、ご年配の方にも喜んでいただける色合いです。

これからも健康で長生きしてほしいという気持ちを込めて、普段使いもできるカッコ良い一枚をプレゼントにしてはいかがでしょうか。
 
健康の定義である三つのポイントは、どの年代にも言えることですね。私も健康で歳を重ねていけるよう、前向きな気持ちを持ちつつ、まずは手を使わずに立ち上がる努力から始めたいと思います!

 


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