冬は乾燥のためパソコンの指紋認証が反応しないことがよくあってイラッとしてしまう大口です。ハンドクリームを塗れば良いとわかっていても、パソコンやスマホを使う時にべたつきそうで、つい後回しにしがちです。皆さんは冬の乾燥対策をしていますか?

冬の乾燥による健康への影響 

冬の乾燥 空気が乾燥する ひび割れ 静電気

冬は空気が乾燥しやすくなり、手がひび割れを起こしたり、肌にかゆみを発症したり、喉がイガイガするなどの経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
ウィルスや細菌を外に出す役割を担っている鼻の粘膜が乾燥により機能低下を起こし、風邪をひきやすくなるなど知らないうちに起きている体への影響もあります。
他にも、金属に触れた時などに”バチッ”と起きる静電気も冬の嫌な現象の一つですよね。


どの状態も、冬の乾燥した空気に原因があるのですが、どうして冬は乾燥するのでしょうか。


答えはずばり! 『冷たい空気は水分を保持する力が弱いため』です。
逆に温かい空気は水分を保持する力が高いのですが、熱帯雨林の気候を思い浮かべると”むわっ”とした湿度の高い空気感をイメージできると思います。その反対の状態が起きているのが冬というわけです。 

水分 人の体は60%が水分 冬は乾燥から体を守ろうと通常より水分が失われる私たちの体は約60%が水分でできていると言われていますが、冬は乾燥した空気から皮膚や粘膜を守ろうとするために通常より水分の消耗も激しくなります。そうなると、体全体の水分バランスが崩れることになり、それが疲労につながることもあるそうです。

さらに、人間の体は水分が多いだけでなく、常に電気が流れています。その電気は、知らない間に自然と空気中に放電しているので普段は問題ないのですが、空気中の水分が少ないと放電されにくくなり体に電気がたまってしまいます。そのため、金属に触れた時などに”バチッ”という嫌な静電気が起きるのです。 

 
こんな風に様々な影響を引き起こす冬の乾燥。静電気グッズもたくさんありますが、根本的な解決として、体や室内の保湿対策もしていきたいものです。

室内の加湿に観葉植物 

室内の加湿に観葉植物

室内の乾燥対策の一つとしてよくあるのが、加湿器を使ったり、洗濯物をあえて室内に干したりする方法です。

加湿器は良いとして、洗濯物が室内に干してあると、生活感が漂って気持ち的にイマイチ・・と言うことはありませんか?
そこでお勧めしたいのは、観葉植物。

植物は、ご存知の通り空気中の二酸化炭素を吸収し水と共に光合成を行って酸素を放出してくれます。しかも、二酸化炭素を吸収する際は、有害物質も一緒に吸収して分解し空気を綺麗にしてくれるという利点があります。


しかも、それだけではなく、「蒸散」もしてくれます。これは、植物が根から水分を吸収した後、余計な水分を気孔と呼ばれる小さな穴から水蒸気として放出するものなのです。
いわば、天然の加湿器代わりになるわけですね。


育てる楽しみもありますし、グリーンが室内にあると見ても癒されて一石二鳥。
室内の保湿の一つとして観葉植物を置いてみてはいかがでしょうか。


観葉植物にもそれぞれの特性がありますので、置く場所は日当たりが良いか日陰なのか、お住まいが寒冷地かどうか、部屋の広さはどのくらいかなどを考慮し、環境に合わせて選ぶと良いでしょう。 

 

どれを選んだら良いかわからないという方にお勧めしたいのは、モンステラ、ガジュマル、ポトスなどです。どれも蒸散効果が大きめで育てやすい植物でもあります。
冬の乾燥 加湿に 観葉植物 モンステラ

モンステラ

冬の乾燥 加湿に 観葉植物 ガジュマル

ガジュマル

冬の乾燥 加湿に 観葉植物 ポトス

ポトス

他にも、カポック、ヘデラ、アレカヤシなども加湿対策としておすすめ。

冬の乾燥 加湿に 観葉植物 カポック

カポック

冬の乾燥 加湿に 観葉植物 ヘデラ

ヘデラ

冬の乾燥 加湿に 観葉植物 アレカヤシ

アレカヤシ

葉の形状や全体の大きさなど、好みのものいくつか選んでみてはいかがでしょうか。

観葉植物より手軽にできる工夫としとしては、水を入れたコップを室内に置く、入浴後に浴室のドアを開けておくだけでも湿度調整に役立ちます。就寝時の喉の乾燥を防ぐためにはマスクをつけて寝るのもおすすめです。 

 

肌の保湿と衣類の選択 

冬の乾燥 入浴後は保湿

冬に空気が乾燥しがちな理由がわかり、室内の適度な加湿に有効な方法がわかったところで、併せて日々の生活でできる対策もしていきましょう。
まずは肌の保湿に関して。
寒い季節は、ゆっくり湯船に浸かる時間が至福だったりします。このお湯の温度も、寒いからと熱くしすぎると皮脂を必要以上に落とす可能性があるので、40度程度にしてじっくり長めの時間をかけて浸かって温まりましょう。

入浴後は保湿をするのにベストタイミング!
毛穴が開いているので肌が水分を吸収しやすくなります。まずは化粧水で水分をたっぷりと。続いて乳液で潤いをプラスしたら、保湿クリームなどで蓋をするイメージ。
お風呂から上がって3分以内が保湿のゴールデンタイムだそうですから、できるだけ素早くケアしましょう。
顔や手だけでなく、全身のケアも忘れずに。最近はベタつかずサラッとしているのにしっかり保湿してくれるクリームもたくさんあるので、色々試して自分に合ったものを見つけると良いですね。 

 

さらに、衣類も大事です。肌に触れるものは綿やシルクなどの天然素材がおすすめ。肌への刺激が少なく、静電気の発生も抑えてくれます。普段の衣類はもちろん、パジャマも同様に選ぶと良いでしょう。

moisturrize your skin シルクのアイテム

 

冬定番のフリース素材の場合は、静電気が起きにくいものを選ぶと良いでしょう。
糸の工夫と特殊技術を使い、静電気が起きにくく吸湿性もあるIZUMMフリースパジャマなら、暖かくて軽い着心地で安心して眠れます。 

 

足元の冷えが気になる方にお勧めしたいのはウールの極厚ソックス。細かいメリノウールを使用しているのでチクチク感も少なく、足先から足首まではたっぷりの裏パイル、足首から上は二重編みで柔らかくフィットしながら暖かさを保ってくれます。 

 

 

 

体も気持ちも縮こまってしまいそうなのが冬ですが、寒さや乾燥対策をしっかりして快適な室内を作り、良質の睡眠で健康的に冬を乗り切りたいですね。 

  

私は、湯船で温まりすぎて、「あ〜!あったまったー!」などと湯上がり後にぼーっとしてしまうことがよくあります。顔の保湿はもちろん、手の指紋のためにも入浴後3分以内を意識してケアしたいと思います!

 

 


 

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