和風料理はもとより、洋風に中華に多国籍な味付けに柔軟に対応できる“さといも”
ジャガイモやサツマイモが日本に入るずっと以前に、東南アジアからやってきたと言われるさといも。 実は、その栄養効果はとても高いと言われています。
皮をむいた時にでてくるぬめりは、「ガラクタン」と呼ばれる成分と「粘液糖たんぱく質の混合物」の食物繊維。 これらは、免疫力低下をふせぐ、コレステロールを下げる、高血圧予防、便秘予防、スタミナupなど 様々な健康効果が期待される嬉しい食材なのです。
今日は、基本の「だし煮」と「さといもハンバーグ きのこソースがけ」をご紹介します。
お出汁をひく
なかなかハードルが高いとおもわれがちですが、水出しならとっても簡単。
朝ごはんに使うなら夜寝る前に、
夜ごはんに使うなら朝出かける前に、
「お水にぽいっ!」と入れたら冷蔵庫に。
勝手に香高いお出汁がとれます♪
昆布、鰹節厚削り、いりこ、シイタケ、美味しいだしパックでも同じようにできるので、ぜひやってみてください。
さといもの下処理と保存
さといもは、下処理をしておくと、いろいろらくちん♪
1.さといもを良く洗う(土付きのものはすこしお水につけておくと楽です)
2.天地をおとす(上下を切ります)
3.鍋に湯をわかし、さといもを10分くらい固めに下茹でし、皮をむく
(ぬめりがなくなり、むきやすい。手もかゆくなりにくい)
→ この段階で豚汁など目的別の大きさに切り、冷凍保存すると便利です。
さといものだし煮(甘口・2人分)
【 材料 】
さといも : 400g
だし汁(かつおと昆布) : 400cc
Ⓐ ・薄口しょうゆ・日本酒・みりん : 各大さじ1
・さとう : 大さじ2
・塩 : 少々
飾りにゆず皮や姫ネギがあれば適量
【 作り方 】
鍋にだし汁をいれ、下茹でしたさといもを入れて火にかけ、
煮立ったらⒶを入れ、柔らかくなるまで煮る。
煮崩れしない様に火を止め、
保温調理器や鍋をバスタオルなどにくるんでじっくりと味を浸透させる。
ゆずや姫ネギなどをのせて香高く盛り付ける。
さといもハンバーグ きのこソースがけ(2人分)
【 材料 】
◆さといものハンバーグ (Ⓐ)
さといも(下処理したもの) : 200g( 熱いうちに粗くつぶす)
鶏ももひき肉 : 200g
塩 : 小さじ1
こしょう : 少々
米粉(または小麦粉) : 大さじ1
とき卵 : 1/2個
◆きのこソース
まいたけ・えのきだけ・しめじ : 各小1袋
水 : 1/2カップ
酒・しょうゆ・みりん : 各大さじ1
水溶き片栗粉 : 水・片栗粉 各小さじ1
ししとう : 10本
【 作り方 】 フライパン1つで作っちゃいます♪
1.フライパンに薄く油をひき、ししとうに焼き目をつけて取り出しておく
2.Ⓐの材料をよく混ぜ合わせて4等分し、
ハンバーグの形にまとめ、分量外の米粉をまぶす。
3.フライパンに油を熱し、ハンバーグを並べ入れ両面をカリッと焼く。
4.焼き色が付いたら、お湯をハンバーグの高さの半分ほど注ぎ、
ふたをして蒸し焼きにする。水分を飛ばしお皿に盛る。
5.フライパンをさっと拭き、キノコ類を入れる。
水・酒・しょうゆ・みりんを加えて中火に
6.煮立ってきたら水溶き片栗粉を加え、
とろみがついたらハンバーグにかける。
7.ししとうをかざる
「小芋のうにまぶし」キッコーマンこころダイニング
スタッフめっくは、この1年ほど、
吉祥寺にある「キッコーマンこころダイニング」さんで 薬膳セミナーを受講しています。
こちらの写真のお料理は、‘小芋のうにまぶし‘
少し贅沢なさといも料理。
脾の働きを高め、胃の機能と調和させてくれるそうです。
脾とは体の元気を作ったり、水分代謝をする役割を持っています。
食材とそれを活かすお料理はやはりとても大事なんだな~と実感しています。 こころダイニングさんでは、webセミナーも開催中。
ご興味のある方はぜひ!
冬には欠かせないさといも。下処理して時短料理も楽しんでくださいね^^