こんにちは。スタッフのミントです。
みなさん、今治と聞くとどのようなイメージを思い浮かべるしょうか?
きっとほとんどの方が『今治タオル』という製品のことを思い浮かべることと思います。
今治タオルは、ふんわりと柔らかな風合いと美しい色柄が特徴で、とても使い心地の良いものです。
パジャマ屋では、そんな今治タオルの特徴を取り入れたパジャマを開発することに成功しました。
タオルの名産地である今治でパジャマ屋が新しく作ったパジャマは、なんと、ガーゼ素材でできているんです。
今治といえば、とっても美しい「しまなみ海道」
今治タオルメーカーの老舗にて
今回新しくパジャマを作るにあたって、今治タオルメーカーの老舗である株式会社藤高さんにご協力いただきました。
藤高さんは、1919年創立以降、様々なタオル製品を生産してきました。
2005年には世界で初めて、フルカラータオル『五彩織り』を開発したことでも知られています。
『五彩織り』とは、フルカラーの写真屋絵画などの図柄を先染めジャカードのパイル織物で実現した画期的な織物です。
これまではインクジェットによるプリントでしか表現できなかったフルカラーを、赤・青・黄の色の3原色と白・黒との組み合わせによって表現を可能にしたのです。
それぞれの色がミックスされた五彩織りのタオルは、先染め織物ならではの高級感や深み、暖かさを感じさせてくれます。
柔らかさとデザインにこだわったテキスタイル
他にも数々の製品を作りだしてきた藤高さんは、タオル織機でガーゼ地を織る技術を持っているんです。
3色の色を使った3重ガーゼ織物は、繊細な柄の表現が可能で、その仕上がりはとても美しいものです。
パジャマ屋は、そんな今治の藤高さんがタオル織機で作る『ジャカード織りガーゼ』というすばらしい技術に惚れ込み、理想のパジャマ作りを目指すため、ご協力をお願いしました。
ふんわり細い糸を使ってタオル織機で作るジャカード織り3重ガーゼ、しかも2色使いで表現するという驚きの技術でパジャマ屋のオリジナルの生地を作っていただいたのです。
たて糸が同じでも横糸を変えることで複雑な色彩を生みだすことが可能になります。
この生地を作るために、実際に織ってみないとわからないことから、何度も何度も繰り返し試織をしていただきました。
何度も作業を繰り返してくださったテキスタイルデザイナーと技術担当の方のおかげで、満足できる柔らかさとデザインのバランスを見つけることができたのです。
タオル織機で作るジャカードガーゼ
ジャカード織りとは、1801年にフランスで考案された紋織物です。
織で柄を表現するジャカード織りは、糸と糸が入り混じって模様を浮き上がらせるため、プリントや刺繍とは違った重厚感、立体感、奥行きがあります。
もともとタオルを織るための機械である今治産地のジャカード織機。
このジャカード織機を使ってガーゼを織ると、経糸に若干のゆるみが生じます。
この特徴を生かすことで、今までのガーゼに無い柄の表現が可能になりました。
柄が浮き立つような立体感と裏も表も美しい見た目、そして柔らかな風合いは、タオル織機で作るガーゼ生地だからこそ生まれたものなのです。
柔らかな肌触りと美しい柄を両立
見た目の美しさも大切なものですが、やはりパジャマ屋でオリジナル生地を開発する時にいちばん大切にしているのは、肌触りです。
柄を詰めるとゴージャス感が出ますが、生地の柔らかさが失われてしまいます。
柔らかな風合いを損ねることなくジャカード織りの美しいテキスタイル図案をデザインするためには、柄のほどよい間隔が必要なのです。
何度も何度も諦めずに試行錯誤を繰り返した結果、『柔らかな風合いと上品な柄』を生み出すことができました。
老舗の今治タオルメーカー藤高さんにご協力いただき、今治の認証も受けているパジャマ屋の今治ジャカード織り3重ガーゼ素材のパジャマとバスローブをぜひご覧ください。
かっこいい大人が選ぶ、穏やかなペイズリー柄、洗練されたディテール、そしてこだわり抜いた上質素材を使った至福のお部屋着です。
今治ジャカード織り3重ガーゼ パジャマ/バスローブ 日本製https://www.pajamaya.com/fs/pajamaya/c/0000001004